ＮＴＴドコモは５月１９日、夏商戦に向けた携帯電話の新製品を発表した。グーグルが開発した携帯ＯＳ「アンドロイド」を採用した新機種や、人気アニメのヱヴァンゲリヲン劇場版作品とコラボレーションなど、話題性に富んだ計１８機種。２２日以降、順次発売する。（アサヒ・コム編集部）　もっとも注目を集めたのは、国内初となるグーグル携帯「ＨＴ－０３Ａ」。高さ１１３ミリ×幅５６×厚さ１４ミリ、重さ１２３グラムで、液晶サイズは３．２インチ。グーグルマップやＧｍａｉｌ、ＹｏｕＴｕｂｅなどグーグルが提供するサービスが簡単に利用できる。地磁気センサーを内蔵し、ストリートビューを利用するときは、端末の向きに合わせて映像をスクロールさせることができる。液晶画面をタッチするほか、端末下部にある小型トラックボールを回すことでも操作可能。ボディーの背面にはカメラがある。　無線ＬＡＮ、ＧＰＳに対応し、３ＧとＧＳＭネットワークに対応するため海外でも利用できる。ただし、ｉモードメールやｉモード向けのサイトには対応していない。発売は６～７月を予定しており、２年契約を前提としたドコモのスマートフォン端末購入割引制度を利用すれば２万円台後半で購入可能だ。　ほかの機種についても、よりきめ細かい電池残量表示やタッチパネル対応機種の拡大、海外でもＧＰＳ機能を活用できるようにするなど、改良を加えた。ｉモードブラウザーも大きく機能拡張された。ｉメニューにＲＳＳやリンクを登録して簡単に呼び出せるようになり、読み込めるページサイズを５００ＫＢまで拡大することでページ内に埋め込まれたフラッシュ動画にも対応可能になった。　「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」とコラボレーションしたヱヴァンゲリヲンケータイは、新機種のＳＨ－０６Ａをベースに、操作画面のほか、パッケージやマニュアルにまでアニメの雰囲気を盛り込んだ。３万台限定で６～７月に発売予定。価格は未定。