コンピューター・グラフィックスや３Ｄ、仮想・拡張現実の技術が体験出来る展示会「デジタルコンテンツＥＸＰＯ　２０１０」が１４日、東京・青海の日本科学未来館で開幕した。　大学や企業による約７０点の展示のほか、３Ｄ親善大使を務めるモーニング娘。のトークショーやスタジオジブリ・鈴木敏夫氏の講演、女性型の二足歩行ロボット「ＨＲＰ—４Ｃ」による歌とダンスのパフォーマンスなども行われる。　東京大学　廣瀬・谷川研究室は、クッキーの見た目とにおいを変化させることで、食べた時の味を変える「ＭｅｔａＣｏｏｋｉｅ＋」を展示した。においを出すたくさんの管が付いたメガネ型モニターで、プレーンなクッキーをチョコレートやストロベリー味などに錯覚させる。カロリーを抑えた食事でも味を変えられるので、スタッフは「将来、病院食やダイエットに役立つかも」。　日本大学　生産工学部・古市研究室の「ＭＵ＾３—ＴＡＢＬＥ」は、テーブルを囲んで座った４人がテーブルをタッチすると、様々な音が出て、音楽を演奏することができる。いすに敷かれたマットを通じて弱い電気を流し、一つのタッチセンサーで複数人の操作を識別できる。古市昌一教授は「共同作業をすることでリハビリや音楽療法などにも応用できれば」と語る。　入場無料で１７日（日）まで開催。各イベントの実施日時など、詳しくはウェブサイト(