2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の開幕まであと15日。日本代表は26日、直前合宿のためスイス入りし、早速、初練習を行った。日本代表チームは、大勢の地元小学生に迎えられて、ザースフェーに到着した。標高1,800メートルにあるスイスの町、ザースフェー。周囲を4,000メートル級の山々に囲まれ、貝殻に埋まっているように見えることから、「アルプスの真珠」と呼ばれている。この町は、60年前から車の乗り入れを禁止し、パトカーやタクシーも電気自動車となっている。このエコな町に到着した日本代表を待ち受けていたのは、機関車の形をした電気自動車だった。1次リーグ3試合のうち、2試合の会場が標高1,500メートル前後の高地とあって、代表は、早速、2時間の練習を行った。岡田武史監督(53)は「やり方を大きく変えるつもりはないですし、彼らは、まだまだできる選手たち、チームだと思ってますから。それを、今までやって来たことを繰り返して取り戻していく、そういうことが一番大事だと思っています」と話した。岡崎慎司選手 (24)は「韓国戦も、いい意味で忘れて開き直ってというか、本当に死ぬ気で、ワールドカップまで行こうかなと思ってます」と話した。本番まで残された時間はわずか。ワールドカップで結果を残すためには、このスイス合宿の内容が大きな鍵となる。