ソニーは26日、家庭用ゲーム機「プレイステーション3」のネットワークがハッカー攻撃を受け、ユーザーの個人情報が流出したと発表した。世界50カ国以上、最大7,700万件の個人情報が流出した可能性がある。ソニーによると、4月17日から19日の間に、何者かが「プレイステーション3」のネットワークに不正に侵入し、登録者の名前、住所、誕生日、そしてクレジットカード番号が流出したという。このネットワークには、日本を含む世界50カ国以上で、7,700万件にのぼる個人情報が登録されていて、クレジットカードの利用状況なども流出した可能性も排除できないとしている。この問題で、ソニー・コンピュータエンタテインメントは、流出した可能性のある個人情報のうち、日本とアジアの登録はおよそ900万件で、アメリカとヨーロッパに続き、27日朝から利用者への通知を始めたことを明らかにした。外部のセキュリティー会社に依頼して調査を進めているが、現時点で被害の実態は把握できていないという。27日午前11時半現在、ネットワークは遮断中で、復旧には1週間程度かかるとみていて、サービス再開後、利用者にパスワードの変更などを求めるとしている。