サッカー日本代表は、AFCアジアカップ決戦の舞台で最終調整を行った。代表の誇りを胸に、2大会ぶり4度目のアジア王者を目指す。アジアカップ決勝前夜。舞台となるカタール・ドーハは、日本とオーストラリアの国旗で鮮やかに彩られた。ザッケローニ監督は「今の日本代表選手たちには、団結力、チームスピリットがある。わたしは、この代表チームの監督になれたことを誇りに思う」と語った。ザッケローニ監督の言葉が物語る激闘の軌跡。日本代表は、このアジアカップを通して、確実に成長してきた。日本時間29日夜は、その総決算となる。遠藤保仁選手(31)は「楽しみにしていますし、いい準備もできたので、日本らしいサッカーをして、必ず勝ちたいと思います」と話した。川島永嗣選手(27)は「いろいろ思いはありますけど、あしたは勝つことだけ考えて臨みたいと思います」と話した。吉田麻也選手(22)は「けがしてる(香川)真司とか、ほかの選手の分もみんなで頑張って、ぜひタイトルを取りたいと思います」と話した。対するオーストラリアは、かつて浦和レッズで指揮を執り、キャプテン・長谷部 誠選手(27)は直接の教え子でもあるオジェック監督がどんな対策を講じているのか、その采配(さいはい)が注目される。