アップルは０８年９月１０日、携帯音楽プレーヤー「ｉＰｏｄ」シリーズの新型モデル４機種を発表した。　従来機に比べ、実質的に値段が下がったことやデザインの変更、駆動時間の向上が見られた。また、曲のお薦めサービスも加わった。（アサヒ・コム編集部）　東京・銀座のアップル銀座店では、日本時間早朝にニューヨークで行われたスティーブ・ジョブズ最高経営責任者（ＣＥＯ）の基調講演が報道陣などに公開された。　同氏は「ｉＰｏｄ　ｎａｎｏ」について「第２世代と第３世代の良いところ取りをした結果、高解像度でもっとも薄く美しいｉＰｏｄが出来上がった」と説明した。　同機は、従来モデルより縦が約２０ミリ伸びて縦長となり、薄さは０．３ミリ薄くなった。表面の形状は、丸みを帯びたことにより手になじみやすい。　手の動きを感知する加速度センサーが新たに搭載されたことで、本体を振るだけで曲が次々と選ばれて再生できる機能や本体の向きに合わせて映像が縦にも横にも回転し、再生できるようになった。　色は赤、青、黄など９色が用意され、価格は８ＧＢモデルが１万７８００円、１６ＧＢモデルが２万３８００円（いずれも税込み）。　画面を指でなぞって操作する「ｉＰｏｄ　ｔｏｕｃｈ」は、音楽再生時間が従来モデルの２２時間から３６時間、ビデオ再生は５時間から６時間となり、駆動時間が延びた。価格は８ＧＢモデルが２万７８００円からとなり、従来機に比べて安くなった。また、７月に発売となった「ｉＰｈｏｎｅ　３Ｇ」同様にイヤホンなしでも音楽などが聞けるスピーカーを内蔵した。厚みは０．５ミリ増して、背面は平面から丸みをおびた形状に改良された。重さは１１５グラムで５グラム軽くなった。１６ＧＢモデルは３万５８００円、３２ＧＢモデルが４万７８００円（いずれも税込み）。　従来の「ｉＰｏｄ　ｃｌａｓｓｉｃ」は、ハードディスクの容量が１２０ＧＢのみに統一された。最大で１５０時間のビデオ映像が収録可能で、音楽なら３万曲が入る。色は黒と白色で価格は、２万９８００円（税込み）。　同シリーズで一番小型モデルの「ｉＰｏｄ　ｓｈｕｆｆｌｅ」には新色のブルー、グリーン、ピンク、レッドが登場した。ただ、従来機と比べて機能面での違いはない。モデルは２種類あり、税込みで１ＧＢが５８００円、２ＧＢが７８００円。　曲を管理する付属アプリケーション「ｉＴｕｎｅｓ」もバージ...