野球賭博の処分から一夜明けた5日朝、名古屋場所の番付が発表された。名古屋場所の番付には、大相撲の野球賭博問題をめぐり、4日の臨時理事会で解雇が決まった大関・琴光喜の名前が、変更が間に合わずに残されたままとなっている。さらに幕内力士では、豪栄道や雅山など6人の力士が休場。そして十両以下まで入れると、あわせて18人の力士が休場することになる。名古屋場所の会場となる愛知県体育館では5日午前6時、当初の予定より1週間遅れで番付が発表され、若手力士らが番付表の束をそれぞれの部屋へ運んでいった。番付表には、解雇された琴光喜のほか、雅山など、野球賭博で謹慎となった幕内力士あわせて7人の名前も載っている。一方、大嶽部屋では5日朝、解雇処分となった大嶽親方が姿を見せたが、報道陣の問いかけには一切応じなかった。大嶽部屋を継ぐ予定の二子山親方は「(大嶽親方は)若い衆に、激励の『おれはこうなったけども、おまえらは頑張れ』という言葉を話したみたいですね」と語った。今後、大嶽部屋は部屋付きの二子山親方が継ぐ予定。