7日の東京株式市場は、6日より11円28銭高い、1万0,541円04銭で取引を終えた。7日の取引について、大和証券投資情報部・目野博之氏の解説です。7日の東京市場平均株価は、続伸となった。6日のアメリカ株式市場では、ニューヨーク・ダウが反落し、2010年12月のアメリカ既存店小売売上高のさえない結果が嫌気されたことなどを背景に、売り優勢となった。東京市場では、アメリカ市場の株安を受け、東京株式市場の平均株価は反落して取引を開始した。6日に、8カ月ぶりに1万0,500円台を回復したため、利益確定の売りに押された格好となった。その後は、日本時間7日夜に発表されるアメリカの12月雇用統計の結果を見極めたいとの思惑や、3連休を前に様子見ムードが広がっていることもあり、終始、1万0,500円台をキープした狭いレンジで推移した。後場に入ると、日経平均先物に断続的に買いが入ったことや、上海株式相場が上げ幅を拡大していることなどを好感して、やや強含みで推移した。結局、東京株式市場の平均株価は、11円28銭高の小幅続伸で、7日の取引を終了した。