茨城・ひたちなか市で14日朝、37歳の男性が自宅マンションで血まみれで死亡していたのが見つかった。遺体には多数の刺し傷などがあった。遺体で見つかったのは、妻とともに茨城・ひたちなか市で整体師として働く澤田孝幸さん(37)。14日午前5時40分ごろ、寝室で目を覚ました澤田さんの妻が、自宅ダイニングの床にうつぶせとなり、血だらけで倒れている澤田さんを発見した。妻は、「夫が血だらけで倒れている」と通報したが、澤田さんはすでに心肺停止状態で、まもなく死亡が確認された。発見された澤田さんの首や後頭部には、複数の切り傷があり、さらに背中にも多数の刺し傷があった。そして、リビングのソファからキッチンにかけて、大量の血痕が確認されたという。現場に駆けつけた消防は「(澤田さんの服装は)上がTシャツ、トランクス、パンツですね。あと腹巻きをしていました。倒れていた場所はダイニングとテーブルがあって、そこの下に倒れていたという感じですね、テーブルの近くに。背部は7カ所くらい刺し傷があった」と語った。澤田さん夫婦は、それぞれ別の部屋で寝ていたという。警察に事情を聴かれている澤田さんの妻によると、澤田さんは13日午後11時ごろに帰宅し、朝起きたら血だらけで倒れていたという。澤田さんが住むマンションはオートロック式で、最上階の5階に住む澤田さんの部屋の鍵には、壊されるなどの形跡はないという。澤田さんと同じ階の住民は、「(侵入できる場所はある?)いや、ないはずですね。(台所や浴室に窓は?)ちゃんと鉄格子」、「(何も音がしなかった?)わたしは気がつかなかったです。いつも2人で仲よく、一緒にいることが多いですよ」などと語った。警察は、澤田さんの死亡前後の状況をくわしく調べるなどして、犯人の特定を急いでいる。