ビーチバレーの浅尾美和選手(23)と西堀健実選手(28)が、およそ5年にわたるコンビを解消することを発表した。浅尾選手は「ロンドンオリンピックへの可能性を考えたときに、違うペアと組んでやってみたら、その可能性がどうなるのか」と語り、西堀選手は「ペアを解散する決断をしました」と語った。さらに、2人は「本当に今までありがとうございました。ロンドンで会いましょう」と語り、がっしりと握手した。2人は、2005年10月に初めてコンビを組み、大会初出場で3位という成績を残した。浅尾選手は、その美ぼうから「ビーチの妖精」と呼ばれ、人気は急上昇し、2人のコンビはビーチに新たなファンを集めた。ビーチ以外でもパリコレデビューを果たし、注目度からビーチバレー界にとって、欠かすことのできない存在になっていた。一方で、なかなか優勝することができず、「3位が定位置」とやゆされることもあった。そして2008年、念願の初優勝を果たした。しかし、その後は振るわず、2009年のツアーでは表彰台に届かないこともあった。浅尾選手は「5年間組んでやってきて、せっかく決勝戦にいっても、最後の1点が取れなかったり、チャンスがものにできないことが多くて、その何かが2人でわからなかった。その何かをわかるために、一度ペアを変えることで、何かが見えてくるかもしれない」と語った。突然発表された解散について、日本ビーチバレー連盟の川合俊一会長は「このチームって、ほかのチームと比べて、ものすごく仲がいいんですよ。あまり仲良しだと、相手に文句言えなかったりとか、気を遣いすぎたりするので、良くなかったんですよ。ことし(2009年)は、結構お互い、いろんなことを言い合って、チーム的には、いい感じのチームになってきていたので、ちょっと惜しいなという部分もあります」と語った。今後、注目されるのは新たなペア。街の人は「菅山さんと(ペアを)組んだら面白いんじゃないですか」と語った。元女子バレーボール日本代表の菅山 かおる選手(30)は、現在ビーチバレーで活躍していて、イベントの企画で浅尾選手とペアを組んだこともある。18日の会見で、次のペアについて、浅尾選手は「これからです。いろんな人と話したいというのがあるので、やっぱり早く決まった方が、早く始動ができるので、早く決めたいです」と語った。また、ペアが戻る可能性を聞かれると、西堀選手は「それはあり得ると思います」と語り、浅尾...