世界フィギュア金メダリスト・高橋大輔選手(24)の凱旋(がいせん)に、地元・岡山が熱狂した。一方、世界ジュニアで優勝した村上 佳菜子選手(15)は、偉大な先輩のブレザーに袖を通し、入学式に出席した。フィギュアスケートの高橋選手が6日、バンクーバーオリンピックで獲得した銅メダル、世界選手権で獲得した金メダルを掲げ、ふるさとの岡山・倉敷市で凱旋パレードを行った。メダリストの凱旋に、多くの人で沿道を埋め尽くした。駆けつけた人は、「めっちゃかっこいいです」、「ソチオリンピックで、金メダルを取ってほしい」などと語った。また、高橋選手は午前、岡山県初となる県民栄誉賞を授与された。高橋選手は「追加で(世界選手権の)金メダルを。岡山の皆さんの前で見せることができて、本当にうれしく思います」と語った。一方、愛知・名古屋市の中京大学付属中京高校の入学式が、桜が咲く中で行われた。ここに現れたのは、3月の世界ジュニア・女子シングルで優勝した村上 佳菜子選手。会見で、村上選手は「3年後には、たぶん、オリンピックに向かって頑張っていると思います」と語った。村上選手は同級生からも大人気で、多くの生徒にカメラを向けられていた。村上選手の同級生は「同じクラスです。学校後にプリクラ撮りに行ったり(したい)」と語った。中京大学付属中京高校は、浅田真央選手(19)、安藤美姫選手(22)が通ったフィギュアスケートの名門校。6日、村上選手が着ていたブレザーには、「浅田」の刺しゅうがされていた。これは、浅田選手のお下がりだった。村上選手は、「ちょっと大きいです」、「真央ちゃんみたいになれそうです」と語った。