フィギュアスケートの浅田真央選手(20)がガラリとイメージチェンジ。世界選手権の日本代表選手たちが、華麗な舞を披露した。浅田選手は「(ことし最初の滑りで)どうなるのかなと思ったんですけど、いい形で演技をして、いい形で終われたので、ことしの出だしは良かったなと思いました」と語った。20歳で迎えた浅田選手の2011年。6日に行われた名古屋フィギュアスケートフェスティバルで、新しい黒い衣装を披露した。2010年末の全日本フィギュアの時には、純白の衣装がまぶしかった浅田選手。清らかな感じがぴったりだった。そこから一転、この黒い衣装は、昨シーズンまでの師匠、タラソワコーチがデザインしたという。浅田選手は「全然、前のイメージとはガラッと違った黒にしたんですけど、いろんな方がどういう感じに思っているのか気になります」と話した。2011年の初滑り。新しい衣装でも、もちろんファンの心をわしづかみ。大人になり、よりしなやかで華やかさを増した浅田選手の演技に、会場はすっかり酔いしれた。一方、「真央ちゃん2世」と呼ばれ、今シーズン大ブレークの村上 佳菜子選手(16)は、16歳らしい若々しさあふれる演技で、観客を魅了した。村上選手は「(2011年は)2010年よりもっともっといい年にして、スケートも勉強もいい形でいけたらいいなと思います」と話した。そして、全日本で久しぶりの女王に返り咲いた安藤美姫選手(23)。23歳のつやっぽさ。いろいろなものを積み重ねてきた、安藤選手ならではの味がある。この3人が出場する3月の世界フィギュアでは、日本勢で表彰台独占を狙う。浅田選手は「世界選手権があるので、それに向けて、今はそのことで頭がいっぱいなんですけど、毎日自分ができることをしっかりやっていきたいと思います」と話した。