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福島第1原発事故　高濃度汚染水の浄化システムで新たに装置の一部で水が流れず 福島第1原発では、高濃度の汚染水を処理する浄化システムの試験運転を始める予定だったが、東京電力は、新たに装置の一部で水が流れなかったことを明らかにした。東京電力は12日午前11時すぎ、会見で「ポンプは回っておりますけれども、何らかの流路の閉塞(へいそく)があるんではないかというふうに見ています」と発表した。東京電力によると、浄化システムのうち、放射性物質を除去するキュリオン社製のセシウム吸着塔の一部で、ポンプを動かしても、想定通りに水が流れないことがわかった。ポンプの不具合や配管が詰まっているなどの可能性があるが、相次ぐトラブルで、当初15日に予定していた本格稼働は、ずれ込む見通し。東京電力は、汚染水の移送先を追加で増やすとともに、作業を急いでいる。一方、2号機の原子炉建屋では、11日から換気装置の運転が始まったが、原子炉建屋の中の放射性物質の濃度は、ほぼ横ばいだという。 Channel: FNN News Category: Business Video Length: 0 Date Found: June 12, 2011 Date Produced: View Count: 0