１９日開幕した東京コレクションのオープニングイベントとして東京都港区の六本木ミッドダウンで同日夜、約３０の在京ブランドが出品する特別ファッションショーが開かれた。歌舞伎俳優の中村獅童や歌手の土屋アンナらがゲストモデルとして出演。アバンギャルドな東京ファッションに身を包み、屋外特設会場のランウェーを歩いた。　特別ショーは、「ネオ　東京　リアリティー」をコンセプトに、東京で活躍するデザイナーの１０年春夏コレクションで構成された。雑誌などで活躍する人気スタイリスト２人によるコーディネートで、中にはブランドをミックスさせる試みも。　中村獅童はスモークの中、キャメル色のレザージャケットと黒のレザーパンツといういでたちで最初に姿を現した。少々緊張した面持ちで往復し、ビューティフル・ピープルの新作を披露。着替えてフェノメノンの黒のレザーベストでメンズのトリも務めた。　土屋アンナはドレス３３のカラフルでポップなドレスで登場。来春出産と公表しているだけに、お腹回りの目立たないふんわりとしたシルエットだった。　このほか、上海出身の人気モデルのアンジェラベイビーが、スズキ・タカユキやモトナリ・オノの新作を着こなすなど、１週間続く東京コレクション参加ブランドと、それ以外の東京発ブランドのエッセンスを凝縮した密度の濃いショーとなった。（アサヒ・コム編集部　文・柏木友紀　動画・高橋敦）