サッカーのFIFAワールドカップ2010・南アフリカ大会は、いよいよ日本時間11日に開幕する。開会式と開幕戦が行われるヨハネスブルクには、世界各国のサポーターが集結し、早くも熱気に包まれている。ワールドカップ開幕前夜のネルソン・マンデラ・スクエアでは、世界各国のサポーターが入り乱れて、応援合戦を繰り広げた。メキシコサポーターは「開幕戦は3 - 1でメキシコの勝利!」と話した。南アフリカサポーターは「南アフリカが勝つ」と語った。ヨハネスブルク中心部には、開幕戦で激突する地元・南アフリカとメキシコをはじめ、ブラジルやアルゼンチンのサポーターたちも大勢集まり、盛り上がりを見せていた。開幕戦に向けて、南アフリカのボルテージは、すでに最高潮に達している。一方、日本代表チームは、本番前最後の実戦となるジンバブエとの練習試合を行った。練習試合は、30分3本で行われ、1本目に主力組が出場した。決定力不足に悩む日本は、1トップに本田圭佑選手(23)、右に松井大輔選手(29)、左に大久保 嘉人選手(28)を置く布陣で臨んだが、再三チャンスを作りながらも得点は挙げられず、本番に向け、弾みをつけることはできなかった。岡田武史監督(53)は「(ゴールを)きょう入れても、本番で入れてもいいのだけど。いい狙いができていたので、なんとか点につながるようにと思う」と話した。本田選手は「カメルーン戦につながる形というのが、何本か出たと思っているので、本番に向けていい準備をしたいなと思います」と語った。