映画「相棒－劇場版２－」の舞台あいさつが２６日、東京・丸の内ＴＯＥＩであり、水谷豊、及川光博、川原和久が登壇した。　公開初日の２３日から、出演者が全国３９カ所で舞台あいさつをするという、名付けて「３９（サンキュー）ツアー」を続けている。水谷は静岡、名古屋、福岡、広島などをまわり、この日は新潟から東京入りし、あいさつは１６回目。このあとすぐ仙台に移動するといい「家に帰してもらえません」。　しかし疲れも見せず「作品の衝撃が、池に石を投げた時にできる波紋のように、徐々に広がっていくように感じている。この衝撃を楽しんでほしいし、見た人が充実した２時間になれば幸せ。ようこそ相棒ワールドへ」と話した。　及川も熊本や大阪などをまわり、１７回目の今回が最後のあいさつ。「最後のお願いにやって参りました！　賛否両論あってこその『相棒』。ぜひ心してご覧下さい」　同作は、警視庁で幹部１２人が人質になる立てこもり事件が起こり、特命係の杉下右京（水谷）と神戸尊（及川）が事件の真相へと迫るストーリー。しかしラストには衝撃の結末が……。　水谷が最初の自己紹介で役名も自身の名前も言わなかったことに気づいてあいさつをやり直したり、この日が４９歳の誕生日という川原が役柄同様に悪態をついてみせたりと、上映前とあって和やかな舞台あいさつとなった。　東映によると、同作は公開４日間で５０万人を動員、「東映史上最高の出だし」という。水谷は「皆さん、波紋になってください」とまとめた。（アサヒ・コム編集部）