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銀熊賞授賞で喜びの会見をする寺島しのぶさん
【ベルリン=深津純子】第60回ベルリン国際映画祭の授賞式が20日夜(日本時間21日未明)あり、コンペティション作品「キャタピラー」(若松孝二監督)に主演した寺島しのぶさん(37)が最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した。 日本人の女優賞受賞は「にっぽん昆虫記」(今村昌平監督)、「彼女と彼」(羽仁進監督)の2作の演技で1964年に受賞した左幸子さん、75年の「サンダカン八番娼館 望郷」(熊井啓監督)の田中絹代さんに続く3人目。世界3大映画祭では、04年のカンヌ映画祭で柳楽優弥さんが男優賞を受賞した。 寺島さんは、太平洋戦争の中国戦線で両腕両脚を失った帰還兵の妻役。「軍神」とあがめられる夫への献身を「お国のため」と強いられる。その苦悩と悲哀を、性愛場面を含めて繊細に表現した。 寺島さんは舞台「血は立ったまま眠っている」の東京公演終了後、2日間だけベルリン映画祭に参加。公式上映に間に合わず、結果発表の前日に帰国し、舞台公演を控えた大阪で朗報を受けた。 授賞式には若松監督が代理で登壇。女優賞の銀熊像を受け取り、携帯電話のメールで届いた寺島さんのメッセージを代読した。「すべての国で戦争がなくなることを祈ります。殺し合うことでは何も解決しないんだということが、この映画を通じて伝わればいいと思います」という言葉に、客席から大きな拍手がわいた。 歌舞伎役者の尾上菊五郎さんと女優の富司純子さんの長女。青山学院大学在学中に文学座研究所に入り、研究生時代から舞台で活躍し、映画やテレビに活動の場を広げた。03年「赤目四十八瀧心中未遂」が映画初主演。同作で相手役だった大西信満(しま)さんが夫の帰還兵を演じた。ほかに、「ヴァイブレータ」「愛の流刑地」に出演した。07年、樋口一葉を演じた舞台「書く女」で朝日舞台芸術賞を受賞。同年、フランス人のアートディレクターと結婚した。
Video Length: 46
Date Found: July 27, 2010
Date Produced: October 02, 2021
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