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開幕を目前に控えたAPEC首脳会議について、慶応義塾大学・渡辺頼純教授の解説です。
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開幕を目前に控えたAPEC首脳会議について、慶応義塾大学・渡辺頼純教授の解説です。
開幕を目前に控えたAPEC首脳会議。APECは「アジア太平洋経済協力」の略称で、現在21の国と地域が加盟している非常に大規模な、国際的な関心も高い経済協力です。APECについて、慶応義塾大学総合政策学部の渡辺頼純教授に解説してもらいました。(ポイントは「APECは架け橋だ!」ということだが、この「架け橋」とはどういうことなのか?)世界経済全体を1つのレストラン街「お台場レストラン街」として例えてみます。お台場レストラン街の中に、「フレンチとイタリアンのフードコーナー」、そして「和食と中華のフードコーナー」、さらに「ファストフードのフードコーナー」があります。このレストラン街全体の目的は売り上げのアップで、それぞれが一致団結して、売り上げを伸ばそうとしている。ただし、全体がバラバラで売り上げを伸ばそうとしていても、どうしても限界があるだろうということがあります。そこで、このファストフードと、和食と中華のところで話し合いの場を持ちましょうと、まさに架け橋を作って、話し合いの場を持つことで、いろいろサービスの仕方であるとか、新しい品物を開発してみようと、そういうようなことです。(これが、世界経済とどういうふうに関連してくるのか?)今、これを世界経済に置き換えてみますと、さっきのお台場のレストラン街が、WTO(世界貿易機関)に置き換わると思います。そしてそこでは、その世界全体の貿易をより自由にしていこうということをしているわけですが、このフレンチとイタリアンの部分はヨーロッパで、今、統合がどんどん進んでいます。それから、和食と中華のところは東アジアで、ここも統合がどんどん進んでいる。そして、ファストフードの南北両アメリカで、こちらも域内の統合がどんどん進んでいます。その東アジアと、南北両アメリカの間で話し合いの場を持ちましょうと、これがAPECの基本的な趣旨であると考えています。(WTOは加盟国が153か国もあり、そこで貿易をより自由にするルールづくりを、拘束力のある形で実施している。そのため、交渉がなかなか前進しない。これに対してAPECはというと、21の国と地域しかないうえに、自主的な努力を約束し合う場のため、機能しやすいというメリットがある。つまり、WTOはなかなか意見がまとまらない一方で、APECは意見の違いを容認できる、参加しやすいという特徴がある。そして、このAPECの中で貿易が活発になってきた結果、日本でも安...
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Date Found: November 07, 2010
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