「柔道6段」と偽り、道場を経営していた男が、習いに来ていた男の子を裸にして撮影した疑いで逮捕された。逮捕された自称・柔道指導者の佐藤雄彦容疑者(46)は、2010年5月、自らが経営する柔道場で、「宿泊稽古」と称して、当時、幼稚園児と小学生の男子児童の2人を道場で寝かせたうえで、パジャマを脱がせ、写真を撮るなどした疑いが持たれている。自宅からは、児童の裸の写真が多数押収されているということだが、佐藤容疑者は、「新しい下着に着替えさせただけ。あとで親から説明を求められたときに困るので、撮影した」などと、容疑を否認しているという。佐藤容疑者を知る人は「柔道をやっているところも見たことないし。(審判していてもルールはわかっていなかった?)わかってなかったみたいだね」と話した。佐藤容疑者は、実際には柔道の段位は持っておらず、指導については「DVDを見て、見よう見まねで教えていた」と供述している。佐藤容疑者は、段位を持っていないにもかかわらず、道場内に偽造した6段の証書を掲示もしていた。