ドラマなどで活躍中の俳優、佐藤健と、落語家の笑福亭鶴瓶、女優の原日出子、桜庭ななみが家族役として出演するＣＭシリーズ「日本全国、ゆうちょ家族。」（ゆうちょ銀行）の完成披露会見が６日、都内で開かれ、出演者４人が撮影時のエピソードや「家族」への思いを語った。　今回のＣＭは、「ジョゼと虎と魚たち」などの映画監督として知られる犬童一心氏が手がけた。新社会人として東京で働く息子役を佐藤健、富山で食堂を営む両親を笑福亭鶴瓶と原日出子、妹役を桜庭ななみが演じる。全国どこでも使える「ゆうちょ」でつながる、家族のきずながシリーズのテーマだ。　鹿児島出身で、家族と離れて東京で暮らす桜庭は、「家族のつながり」について問われ、「いつも私を応援して見守ってくれていて、やっぱり一番心でつながっているのは家族だと思います」。間もなく２人目の孫が生まれる予定の鶴瓶は、「家族がテーマのＣＭだから、この家族に孫ができるまでやりたい」と意欲を見せた。　富山で暮らしている設定の鶴瓶、原、桜庭の３人は、一緒にＣＭ撮影を行った。会見ではやや緊張した様子の桜庭だったが、撮影現場では「２人とも優しくて、すごくリラックスしてできました」とにっこり。釣りのシーンを演じた鶴瓶は「実はあれ、釣ってる場所は道路なんですよ。ここで釣んのん！とびっくりしました」と暴露した。恋人役の長澤まさみ、伯父役の藤岡弘、と撮影を行った佐藤は、「藤岡さんは常に笑顔ですごく若々しかった。６４歳だと聞いて驚きました」と語った。　会見では、鶴瓶が終始会話をリード。自らの頭髪が少ないことをネタにし、兄役を演じる藤岡からのビデオレターが流れると、「毛がありすぎる！兄弟ならもっと髪の薄い役者さんの方が良かったんとちゃうか」と発言し、会場は笑いの渦に包まれた。　ＣＭシリーズ「日本全国、ゆうちょ家族。」は、８月１６日から全国で放映される。（アサヒ・コム編集部）