民主党の岡田幹事長は4日、菅首相の退陣の時期について、「居座るつもりはないと確信している」と述べた。政府・民主党内では、2011年夏ごろには退陣するとの見方が広がっている。民主党の岡田幹事長は「居座るつもりはもちろん、首相はないと私も確信しています」、「だらだらと延命を図るとか、そういうお気持ちはまったくないと思います」などと述べた。また枝野官房長官は、菅首相の退陣時期について、「そんなに遅い時期ではない」と述べ、2011年夏ごろには退陣するとの見通しを示し、民主党の安住国会対策委員長も「早晩、重大な決断をすると思う。夏を区切りにするというのは1つある」と述べた。こうした中、菅首相は、石井副代表と首相公邸で会談し、復興基本法案、2011年度第2次補正予算案、特例公債法案は、「やり切る」と強調した。一方、自民党の石原幹事長は、菅首相は6月中に辞任すべきだとの考えを示したうえで、退陣後は、期限を区切り、民主党政権に協力する姿勢を示した。自民党の石原幹事長は「自民党から閣僚が入る大連立といわれるものでもいいでしょうし、閣外から協力するという形でもいいと思います」と述べた。また、大島副総裁は、都内で仙谷官房副長官と会談し、今後の政局をめぐって意見を交わした。