フィギュアスケートの四大陸選手権で優勝した安藤美姫選手(23)が羽田空港に凱旋(がいせん)した。帰国後、安藤選手は会見を開いた。(追われる立場になったが、そういう意識はある?)特には、ないです。やはり1つひとつの試合で、その選手のコンディションだとか違ってくるので、自分もまだまだ足りないところばかりなので、追う立場ではあると思うので、そういう気持ちで頑張っていきたいと思います。(ここまで5戦4勝。自身から見て強さの秘密は?)自分は強いと思っていないですし、秘密というよりも、いい緊張感を持って、1つひとつの試合に臨めているので、大きなミスがない演技につながっているのではないかと思います。(世界選手権でプログラムの変更はある?)コーチがすぐロシアに帰ってしまったので、まだいろいろ詰めて話をしていないのでわからないんですけれども、練習では、トリプル・トリプルはやっていたので、世界選手権ではわからないですけども、入れられるように頑張っていきたいとジャンプでは思っていますし、プログラムも、もっともっと細かいところを詰めて、あらをなくしていきたいなという感じです。(世界選手権への意気込みは?)本当に、東京で、一番フィギュアの中で大きな試合が開催されるということで、すごく自分もわくわくしてますし、うれしく思っています。今度は、日本の方だけではなく、世界から足を運んで、その会場まで見に来てくださる方がすごく多いと思う。その中で、チャンスをいただけた幸せというものを、たくさんの人の前で演技で出せる練習を頑張って、試合でベストなコンディションで臨めたらいいなと思います。(点数をつけるとしたら、四大陸は何点?)全日本の時は、ほぼ100点に近い力で、いいリラックスもできたし、緊張感を持ってスピード感を持ってできたと思うんですけど、今回の四大陸は、ちょっと疲れが演技に出てしまって、特にフリーで演技に出てしまったと思うので、満点とはいえないですけど、60点ぐらいは力を出せたと思う。あとの40%ぐらいをどんなコンディションでも、疲れを演技に出さないように練習していきたい。