日本時間の26日、バンクーバーオリンピックのフィギュアスケート女子フリーが始まりました。女子フィギュア決戦当日。朝早くから本番会場のパシフィックコロシアムでは、選手たちの練習が行われた。浅田真央選手(19)は練習では、華麗にトリプルアクセルを決めた。韓国のキム・ヨナ選手(19)も、ミスはなかった。フリーの練習中、2人のライバルがすれ違う場面もあった。日本では、浅田選手が各スポーツ紙の1面を飾っていた。まだ競技は終わっていないのに、浅田選手一色だった。街の人は「(ショートプログラムでは)キム・ヨナ選手にちょっと負けてる部分があったので。でもやっぱり技術的には高いと思ってますので、やっぱり金を目指してほしいですね」、「仕事なんですけど、録画して見ます」などと話していた。夕刊紙も午後の発売に向け、準備を進めていた。夕刊フジ編集長は「真央ちゃんの興味ない人っていっても、きょうは真央でいくんだから、真央か」と語った。バンクーバーでもフィギュアの盛り上がりは最高潮。子どもたちが特別に設置されたアイスリンクでマスコットたちのダンスを楽しんでいた。また、女子フィギュアスケートの会場の前のチケット売り場には、チケットを求める人たちの列ができた。日本のファンは「どうしても見たいです。(誰の応援?)真央ちゃん」と語った。日本のファンは、日の丸に必勝の文字。負けじと韓国の国旗を持ったファンも大勢詰めかけた。そして、いよいよフィギュアスケート女子フリーの演技が始まった。浅田選手の母校・中京大学でも、学生たちが応援に集まった。中京大のチアリーダーは「日本の選手3人ともメダルを目指してもらうように頑張ってほしいです」と語った。出発直前まで中京大学のリンクで調整を続けていた浅田選手。中京大リンク整氷担当者は「自分自身のことのようにドキドキしています」と語った。一方、キム選手の地元では、彼女の金メダルを確信した発言が相次いでいた。韓国の人は「ミスなく最善を尽くしてほしい」と語った。