小西真奈美が初めて母親役を演じる映画「のんちゃんのり弁」の完成披露試写会が２日、東京都内で行われた。主演の小西さん、緒方明監督らが舞台あいさつし、作品について語った。（アサヒ・コム編集部）　主人公の永井小巻（小西真奈美）は、下町育ちの３１歳。ダメ亭主に愛想を尽かし、娘・のんちゃん（佐々木りお）を連れて実家に戻る。職探しに苦しむが、「お弁当作り」という唯一の才能を生かし、お弁当屋の開店を目指して奮闘する。講談社の同名コミックが原作。　小西さんは「必死にもがきながら生きている、生身の人間の生き様を感じて頂けると思う」とあいさつ。小巻について「よく走り、よく怒り、アクションをし、ケンカをし、泣いて、いっぱい笑ってという人。人間くさくて、演じるうちにどんどん小巻が好きになった」と語った。　緒方監督は原作と同様、感情表現を「全開」で表現したという。「小西さんはスッとしたモデルさんのような感じだけど、いじるとどんどん（テンションが）アップしていくので、ふたりでノリながらやりました」。「今まで見たことのない小西真奈美を見せます」と胸を張った。　子役の佐々木りおは、「小巻ママ」へ似顔絵入りの手紙を読んだ。「一緒にセリフの練習をしてくれたり、かけっこしたり本当のママみたい」というりおちゃんの言葉に、小西さんは「いろいろなことを覚えていてくれてすごいうれしいです」と感激、満面の笑顔をみせた。「のんちゃんのり弁」は９月２６日（土）より、有楽町スバル座ほかで全国公開される。