奈良・興福寺の創建1300年を記念して、東京国立博物館で来春開催される「国宝 阿修羅展」を機に、阿修羅像をこよなく愛するファンたちが集う「阿修羅ファンクラブ」を発足することになりました。阿修羅ファンクラブの会長には、「見仏記」「仏像ロック」など仏像に関する著書が多いイラストレーターのみうらじゅんさんが就任。10月16日に東京都内で記者会見が開かれ、ファンクラブの概要が発表されました。会見には、阿修羅像の大ファンという、人気バンド「THE ALFEE」のギタリスト高見沢俊彦さんも駆けつけ、2人の“仏像トーク”に会場が沸きました。高見沢さんはこの日、阿修羅像を模したデザインのシルバー リングをつけて登場。「国宝 阿修羅展」で展示される八部衆の迦楼羅（かるら）像をきっかけに、仏像に興味を持ったことを披露し、この日さっそくファンクラブの会員に名乗りを上げました。みうらさんは「普段、興福寺で拝めない阿修羅像の後ろ姿を『国宝 阿修羅展』で拝観させていただけるのが楽しみ」と展覧会への期待を語り、「熱く阿修羅について語り合おう」とファンクラブへの参加を呼びかけました。さら に、高見沢さんを「ミスター阿修羅」に任命。2人で展覧会を盛り上げていく決意を表明しました。