フィギュア世界ジュニア選手権に、15歳の村上 佳菜子選手が挑む。村上選手は全日本選手権で5位入賞、ジュニアではグランプリファイナルも制した。堂々の優勝候補、笑顔のプリンセス・村上 佳菜子選手。村上選手は「パーフェクトな演技ができたときは、すごいうれしいので、自然に笑っちゃいます」と話した。2009年の全日本選手権では、村上選手は緊張からか、スタートの立ち位置を間違ってしまった。15歳の初々しい一面を見せたが、演技が始まると会場の雰囲気が一変した。高さ、スピードともに申し分のないジャンプ。そして、シニア顔負けの正確なステップで表現力も文句なし。全日本選手権では、堂々の5位入賞を果たした。もちろんジュニアでは今シーズン負けなしで、グランプリファイナルも制した。村上選手は「前までは、あんまりオリンピックに出たくなかったんですけど、見てたら...、出たいなと思うようになりました」と話した。村上選手の競技への意識を変えさせたバンクーバーオリンピック。浅田真央選手(19)、安藤美姫選手(22)、鈴木明子選手(24)、この3選手の演技が村上選手の心を揺さぶった。村上選手は「真央ちゃんとか、美姫ちゃんとか、明子ちゃんの演技を見て、感動したからです。今はとりあえず追いつきたいです。少しでも、少しだけでも追いつきたいです」と話した。安藤選手、浅田選手も優勝したシニアへの登竜門・世界ジュニア選手権。村上選手は世界ジュニア選手権で、その頂点を目指す。