個室にもなる最上級スイートで空の旅をどうぞ――。シンガポール航空は、総２階建てエアバス「Ａ３８０」のキャビン設備を都内で一般公開した。５月２０日に成田空港から就航する予定だ。（０８年４月１９日、アサヒ・コム編集部）総２階建て大型旅客機エアバス「Ａ３８０」。総座席数は４７１席で、スイート１２席、ビジネスクラス６０席、エコノミークラス３９９席　注目を集めているのは、扉を閉めると個室空間に変身するスイート・クラス。革張りのアームチェアに腰掛けると、正面には２３インチの液晶ワイドスクリーンが広がる。「好きなときに注文できる」というフルコースの料理は、京都の料亭「菊乃井」の料理長が監修した日本料理など季節に合わせ４種類から選ぶ。ソムリエ３人が機内の気圧を考えて厳選したワインを用意したという。　座席を前に倒して背面の壁を引き出すと、全長２メートルのベッドが現れ、客室乗務員が手早くベッドメーキング。立派な寝室に様変わりした。　全４７１席中、スイートは１２席。中央の２列・４席限定だがダブルベッド仕様もあるという。カップル客の人気を呼びそうだ。　気になる値段だが、５月就航の成田発シンガポール行きの価格についてはまだ未定。シンガポール航空によると、３月から就航したロンドン―シンガポール間の正規運賃は、スイート席の片道で９８万８７００円だ。　一般公開は、東京都港区の赤坂サカスで２２日まで（２１日は休み）。