大相撲の野球賭博問題で日本相撲協会は、4日、臨時理事会を開き、大関・琴光喜と大嶽親方の解雇処分を決定した。また、理事長代行は外部理事で特別調査委員のメンバーを務める村山弘義氏に決定した。武蔵川理事長は「日本相撲協会を代表いたしまして、謝罪いたします。大相撲関係者の皆さまに多大なるご迷惑と、ご心配をおかけしましたことを、心よりおわび申し上げます」と述べた。村山弘義理事代行は「大嶽親方、処分内容、解雇。退職金支給しない。琴光喜関、処分内容、解雇。退職金は支給をする。ただし功労金は支給しない」と述べた。午後1時から3時間以上続けられた臨時理事会では、大嶽親方、大関・琴光喜に弁明の機会を与えたが、2人の処分は角界追放を意味する「解雇」だった。琴光喜は、理事会終了前にカメラを避けるように駐車場から会場をあとにした。その際、「解雇ですか?」の問いかけに、泣きながら「はい」と答え、処分を認めていた。時津風親方は、主任から平年寄へ降格。また、賭博に関与した力士を出した監督責任を問い、協会トップの武蔵川理事長を含めた親方らにも謹慎の処分を下した。謹慎期間は、4日から名古屋場所が終了する25日までとなる。日本相撲協会の理事長代行は、外部理事で特別調査委員のメンバーを務める村山弘義氏に決定した。4日から、名古屋場所千秋楽まで、村山氏が理事長代行を務める。