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発電の現状の問題点と今後の電力事情について21世紀政策研究所・澤 昭裕氏の解説です。
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発電の現状の問題点と今後の電力事情について21世紀政策研究所・澤 昭裕氏の解説です。
深刻な電力不足に直面する中、新たな発電方法に注目が集まっています。現状の問題点とこれからの電力事情について、21世紀政策研究所研究主幹・澤 昭裕氏の解説です。福島第1原発の事故で、われわれの生活を直撃した深刻な電力不足。菅首相は5月25日、フランス・パリで「約1,000万戸の家の屋根に、すべて太陽光パネルを設置することを目指してまいります」と述べた。発電バランスの見直しが叫ばれる中、風力、太陽光など、さまざまな新エネルギーに注目が集まっている。街の人は、「(新エネルギーは、全体の何%くらいだと思う?)20、30?」、「20!」、「20くらい? (正解は1.1%です)えっ!」、「40%ぐらい新エネルギーあったら、安心して生活できるんじゃないですかね」と話した。注目される新エネルギーは、果たして未来を担うエネルギーになり得るのか。(現在の発電量の割合を見ると、自然エネルギーは1割程度しかない。しかも、そのほとんどが水力で、太陽光や風力といった、いわゆる「新エネルギー」は1.1%しかないが?)この中に、太陽光、風力以外にも、ごみ発電とかいろいろなものが交ざっているので、まだ、1つずつは0.何%という非常に小さな現状にとどまっています。(新エネルギーが増えていかないのは、なぜ?)エネルギーの種別に応じて、いろいろ一長一短あります。自然エネルギーにつきましては、やはり太陽が照っていないと、太陽光発電はなかなかうまく動かない。あるいは風が吹かないと、風力発電は発電できない。そういう意味で、安定性に欠けるという面と、コストがまだ高いわけです。一方で、自然エネルギーは、何度でも使えるという再生可能エネルギーともいわれていますので、永続性があります。一方、原子力発電、これは今回のような事故があると、大きな費用がかかってしまうというリスクがありますし、燃料のウランも永続的ではないと。一方で、CO2(二酸化炭素、2は下つき文字)を出さないとか、コストが安いとか、そういう面はありますけれども。次の化石燃料にいきますと、これも埋蔵量が有限ですので、永続性に欠ける。一方で、温暖化問題に一番悪いといわれる、CO2を出してしまう。こういう問題があります。ただ、化石燃料は、いざというときにすぐに立ち上がるとか、あるいは需要に応じて調整しやすい。そういう安定性に優れているという面もあります。それぞれの発電1kWhあたりのコストを見てみる。1kWhは、100Wの電球1...
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Date Found: June 06, 2011
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