来シーズンの去就に揺れるアメリカ大リーグ、ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手(35)のかぎとなる「守備」について、ひざの手術を行った主治医が注目の発言をした。松井選手は「皆様こんにちは。ヤンキースの松井秀喜です、って言っていいかわかんないけど」と、自ら笑いのネタにしてしまった。注目の来シーズンの去就の行方を大きく左右するのが、「果たして本当に松井は守備復帰できるのかどうか」という点にある。本人も大きなこだわりを持つ守備機会について、ひざの手術を行った主治医のスコット・ロデオ氏が見解を示した。ロデオ氏は「週に2〜3試合守るのは可能だろうが、毎日や週4〜5日となると、ひざの痛みが再発するかもしれない」と発言した。さらに、恩師のトーリ監督も「松井の移籍先は、ひざの問題もあるから、(DH制のある)アメリカン・リーグがいいと思う」と語った。去就問題は、長期化の様相を呈す。日本のみならず、全米メディアも注目の中、松井選手はあせることなく、納得のいく答えを求める。松井選手は「時間をかけていいですし、僕自身は急いでいるということは、全くないです」と話した。