ザッケローニ監督率いるサッカー日本代表は合宿をスタートしています。ザックジャパンが目指すサッカーとは何か、永島昭浩キャスターが取材しました。ザックジャパンの戦いがいよいよ始まった。2日目を迎えた代表合宿。午前のトレーニングはおよそ1時間半行われたが、ザッケローニ監督はじっと選手を見つめ沈黙。永島キャスターは、「ピッチ外では、陽気なイタリア人っていう印象があるザック監督ですが、ひとたびピッチに入りますと、しっかりと選手の表情、そして、どういう姿勢でトレーニングに臨んでいるかというのを非常に厳しい視線でチェックしています」と話した。合宿初日にはディフェンダー陣を集め、ザッケローニ監督自ら熱くレクチャーを行った。「カテナチオ」と呼ばれるイタリアサッカーの神髄、鉄壁の守備を伝授。チームづくりの基礎といわれる守備において、早速ザックイズムを選手たちに注入した。ところが5日のトレーニングでは、選手に声をかけることもなく熱心に観察。代わりにザッケローニ監督がイタリアから連れてきた4人のコーチ陣が選手を指導していた。これもザック流。森本貴幸選手(22)は「(ザッケローニ監督の印象は?)落ち着いた、いい人っていう印象は受けます」と話した。永島キャスターが「アルゼンチン戦、韓国戦に向けて、特別な準備、心構えはしていますか?」と質問すると、森本選手は「試合は試合なので、いつも通り準備して、サッカーの試合をすごくしたい気持ちでいっぱいなので、もし本当に使ってくれるのなら、自分の持っているものを全部出して点を取りたい」と話した。アルゼンチン戦、そして宿敵・韓国戦まであとわずか。ザックジャパンがそのベールを脱ぐ。