プロ野球・北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手(22)が12日、多くのファンの前で新人合同自主トレをスタートさせた。自主トレ初日、ファン2,500人が集まった。澄み切った青空の下、ファンは熱い視線を注いでいた。グラウンドへ向かう斎藤投手に対し、「何時くらいに起床されました?」、「朝ご飯は何を食べました」と報道陣が質問攻め。斎藤投手は「朝ご飯は普通のご飯です。(初日どんな思いですか?)頑張ります」と答えていた。斎藤投手は、心も体も準備万端で、プロとしてのスタートを切った。まず心がけることについて、斎藤投手は「プロとしてはファンサービス。これだけたくさん人が来てくれるのも、プロだからだと思うので、ファンに感謝しながらやりたいです」と語った。子どもたちのかわいい声援に、手を振って応える斎藤投手。斎藤投手のやわらかなまなざしに、子どもたちもは「かっこいい」と話した。さらに、斎藤投手に大きな期待を寄せる梨田昌孝監督(57)も視察に訪れた。指揮官も、黄金ルーキーの練習に納得の表情。早々と、斎藤投手のキャンプ1軍スタートを明言した。梨田監督は「下半身、腰から下を見るとしっかりしてるし、走り方にも力強さがあるかなというふうに見えますけど。大学、社会人の方は即戦力と期待してますので、いい競争をしてポジションを勝ち取ってほしいなと思います」と話した。しかし、好事魔多し。斎藤投手にまさかのアクシデント。チームメートがはじいたボールが、斎藤投手の顔を直撃した。幸い、大事には至らず、無事に自主トレ初日の練習を終えた。斎藤投手は、2月1日のキャンプインへ向け、マイペースで備える。斎藤投手は「合同自主トレとはいっても、自主トレの一環。自分がやりたいようにやろうという感じです。(ファンも)たくさん来ていただいて、うれしいんですけど、まだ何も始まったわけじゃない。早く1軍で投げてる姿を見てほしいと思います」と話した。