原子力発電所の再稼働をめぐり、菅首相が調整のないままに、突如、「ストレステスト」と呼ばれる安全試験を導入する指示を出し、混乱が生じていることについて、中山経済産業政務官は、「全体像を見ない、思いつきの指示で、日本のエネルギー政策がおかしくなる」と批判し、菅首相の早期辞任を求めた。8日午後、中山経産政務官は「ポッポと思いつきみたいに出てきている今の菅さんのやり方について、わたしたちは憤りを感じる。日本のエネルギー政策の10年後はどうなるのかと、かえってあの人が変なことを言うことによって、おかしくなっちゃうんじゃないかと」と述べた。中山経産政務官は、菅首相が突然、原発に対するストレステストの実施を表明したことについて、「エネルギーの全体像や、経済状況を見ずに原発を止めることで、国民負担が増える。非常に無責任だ」と厳しく批判した。中山経産政務官は「結果的にですよ、後ろから鉄砲撃ったりなんかして、菅さんが、はっきり言えば、菅さんがストレスを海江田大臣に与えているわけですよ」と述べた。そのうえで、中山経産政務官は、菅首相の一刻も早い辞任を求めた。中山経産政務官は「いろんなことを言っているけれども、結局、自分の延命につなげようとしているんですよ。延命にいろんな政策みたいなものを持ち出して使わないで、ここは早く辞めるべきだと思いますよ。こういう混乱を起こしている責任は大きいですからね」と述べた。