「学園天国」や「五番街のマリーへ」、「なごり雪」など、懐かしいヒット曲を歌い、踊るミュージカル「歌謡シアター　ラムネ～木綿のハンカチーフ編～」の公演が０８年３月１３日から、東京・新宿の新宿ＦＡＣＥで始まる。（０８年３月１０日、アサヒ・コム編集部）　「ラムネ」は昭和４０年代、地方の学校で青春時代を過ごした若者がミュージシャンを目指して上京するというストーリー。当時はやった歌をミュージカル曲として採り入れ、観客が思わず口ずさみ、大人への入り口に立ったあのころの思いを共有できる舞台を目指しているという。「ラムネ」というタイトルには、郷愁やなつかしさという意味をこめている。昨年９月に初演、今回の公演では選曲・台本を一新した。　作・演出を手がける田村孝裕さんは「携帯電話がないなど、何かと手間がかかった時代。『あの頃は良かった』と年配の人がいう時代をそのまま舞台にしたい。恋愛一つとっても奥ゆかしさとか、日本人にしかわからないものを表現して、日本人にしかできないミュージカルにしたい」と語った。　「出演者は２０～３０代の若いメンバーですが、昔の名曲は今聞いてもやはり感動するということを伝えたい」と主役・克男を演じる小西遼生さん。　克男に恋心を抱くしおり役の松田沙紀さんは、宝塚歌劇団退団後初の舞台となる。何度も発声練習をして、透明感のある声をけいこ場に響かせていた。　他には、東山光明さん、植木豪さん（ＰａｎｉＣｒｅｗ）、麻生かほ里さん、エンレイさん、竹田侑美さん、野添義弘さん（ＳＥＴ）ら、ミュージカルやライブで活躍中のメンバーが出演する。