ハンバーガー業界で新たなバトルが始まった。顔より大きなハンバーガーに、はみ出るほどのステーキなど、勝負のポイントは「インパクト」。売り切れが続出するなど大きな話題となったハンバーガーが、3日から再登場した。通常の2.5倍というインパクト十分のビーフパティに、脇を固めるベーコンとチーズ、そしてフライドオニオン。2010年の初めに発売され、大ヒットしたマクドナルドの「テキサスバーガー」が、3日に復活した。「テキサスバーガー」といえば、1月に販売された際、期間限定ということもあり、品切れとなる店が続出した。景気が低迷する中、マクドナルドの月間売り上げ記録を更新する大きな要因となった。「テキサスバーガー」を食べた人は、「あの時は、衝撃が走ったんで、また食べられてうれしいです」と話した。この動きに、ほかのハンバーガーショップも負けじと新商品を開発した。「バーガーキング」が8日から販売するのが、巨大なハンバーガー「ニューヨークピザバーガー」。通常のメニューと比べると、まるで大人と子ども。直径がなんと22cmで、ビーフパティの総量は372グラム。チーズをふんだんに使い、ガーリックをしっかり利かせたトマトベースのピザ風ハンバーガー。1つで6人前。パーティーなどで重宝するとみられる。「バーガーキング」マーケティング部のオグデンまいマネジャーは、「キッチンで作れる一番ぎりぎりのサイズです。これからのクリスマスですとか、年末年始、パーティーの多いシーズンなので、みんなでワイワイつまめるというコンセプトで作っています」と話した。そして、ロッテリアで販売中なのは、「はみだしステーキバーガー」。バンズから完全にはみ出す大きさの100グラムのステーキ。見た目も値段も、インパクトが十分にある。バンズは米粉が入った特製で、モチモチとした食感を楽しめるという。「はみだしステーキバーガー」を食べた客は、「ステーキっぽい感じがしたので、ハンバーガーっぽくないというか。(値段が)高いんですけど、でもネタとしては面白いのかなと」と話した。「ロッテリア」マーケティング本部の長元 恒本部長は、「年に一度、自分にご褒美を与えたいくらい、皆さん頑張っていると思いますので、1回くらいは840円のハンバーガーをと思って、出しました」と話した。相次ぐ「インパクト系ハンバーガー」の登場について、フードアナリスト・藤原 浩さんは、「今までになかった...