プロ野球・北海道日本ハムファイターズのキャンプは5日から第2クールに入り、斎藤佑樹投手(22)が、ブルペンで気迫のピッチングを見せた。キャンプに入ってから最初の週末。沖縄・名護市営球場には、多くのファンが集まった。そして、斎藤投手人気はほかのチームのファンをも巻き込んだ。広島ファンは「(あえてこのユニホームを着てきたというのは?)広島カープファンもアピールしとこうかなと。一応フィーバーに乗って、(斎藤投手を)一応見に来ようかなと」と話した。5日の斎藤投手は、キャンプインしてから2回目のブルペンへ。前回の38球の倍以上、88球を投げ込んだ。変化球になるとワンバウンドするボールもあったが、これはあえて低めのコントロールを意識して狙って投げているもの。ここまでは順調に仕上がっている。芝草宇宙投手コーチは「(前回のブルペンの投球数よりも倍以上だったが?)きょうはやっぱり、(斎藤投手は)かなり力、入ってましたね。ただ、それだけ全力でいけるっていうことですから、かなり今状態、上がってきてますよね」と話した。また、梨田昌孝監督は「きょうはコントロールよく、低めの球も決まってたと思いますけども。斎藤君、よかったと思います」と話した。第2クールに入り、ここから一気に追い込みをかけていく。一方、日本ハムの地元で7日から始まる「さっぽろ雪まつり」の会場に、斎藤投手の雪像が完成し、早くも大人気になっている。札幌に住む斎藤投手ファンが、4日間かけてつくりあげた高さ2メートルの雪像。雪まつりの主役になるとみられる。