成田 - バンコク間の片道航空券が最安値4,800円。大手旅行会社「エイチ・アイ・エス」が、タイの旅行会社と提携し、格安チケットを売り出すことがわかった。「ほほえみの国」タイへの旅行が、まさに「ほほえみの値段」に。H.I.S.では、成田発バンコク行きの片道の航空券が、5,000円でお釣りが来る価格で購入することができる。H.I.S.では、通常、往復5万円前後で販売している成田 - バンコク間の航空券を、限定100席、キャンペーン価格で片道4,800円からという低価格で売り出すという。成田空港で、タイへの旅行客に聞いたところ、「あれは格安ですよ。わたしも絶対使いますよ、あれは」、「すごく安いですよね。本当は5万円くらいかかりますよね」、「すごいと思う。それで行きたいです」といった声が聞かれた。歴史ある寺院と雄大な自然が調和するタイ。おなじみ激辛グルメやエステなど、首都バンコクは人気の観光スポットが盛りだくさん。今回、イメージキャラクターの「AKB48」にちなんで、4,800円に設定したというこの激安航空券。タイの航空会社のチャーター便を利用し、3月15日から5月8日まで、毎日1往復ずつ運航する予定だが、毛布などのサービスは有料になる。街の人からは、「安い方がうれしいですね」、「サービスは自分で追加料金を払って。そこがわかっていれば、いいんじゃないかなと」といった声が聞かれた。茨城 - 上海間が片道4,000円からという中国「春秋航空」など、格安航空会社が次々と就航し、激化する価格競争。こうした中、JTBは、急なキャンセルが出たツアーなどを「旅のアウトレット」と名づけ、販売。羽田発のシンガポールツアーが、3万9,800円からとなっている。JTB広報室の加藤 八十司マネジャーは「少しでもお客様に還元できるように、ぎりぎりの値段設定でやらせていただいています」と話した。格安航空会社をきっかけに始まった「激安空中戦」は、今後も激しさを増すとみられる。航空券の激安競争の引き金となった格安航空会社について、日本への参入状況をまとめた。韓国は、現在2社が就航。3月末からは、さらにもう2社が就航予定。中国・上海からは、成田と茨城空港へ週3便、チャーター機が飛んでいるほか、マレーシア、シンガポール、フィリピン、オーストラリアの各国からの格安便が、すでに就航している。そしてタイからも、3月に格安便がやって来る。一方、日本勢だが、全日空が、関西国際空港を拠点...