東京・世田谷区の公園で、子どもたちがちょっと変わったスポーツを体験しました。会場は終始、子どもたちと家族の笑顔で包まれていました。ヘルメットをかぶり、準備体操をする子どもたち。心配そうに見つめる親の目線の先には、ツリークライミングをする子どもたちがいた。2日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場で、スポーツイベントが開かれた。子どもたちが夢中になって体験しているのは、専用のロープやサドルを使って木に登るツリークライミング。ツリークライミングは、途中で落ちる心配の少ない、新しいスタイルの木登り。足を思いっきり踏み込むことによって、上のほうに進んでいくことができる。子どもは「楽しい」、「気持ちいい」などと話した。専用の器具に悪戦苦闘しながら、木に結びつけられたロープの頂上を目指す。子どもたちは、普段の生活では見ることができない、地上およそ7メートルからの景色を楽しんだ。子どもは「葉っぱがモサモサあって、すごかった」と話した。参加した子どもの親は「サルみたいでしたね、すごく楽しそうでした」と話した。また、子どもが「またね、なんかね、ツリークライミングやりたい」と話すと、父親は「やろうよ」と話していた。一方、体育館では、東京オリンピックでレスリング会場として使われたマットで、親子およそ150人が、レスリング体験で汗を流した。このマットでは、親子がレスリングで抑えこみの練習。中には、2人がかりで父親を抑えこむ姿も見られた。別のマットでは、実際にレスリングの選手も行うという、背中に入れたタオルを取り合う練習も行われていた。しかし、中には、顔をぶつけて泣いてしまう子どももいた。参加した親は「まあ、週末はちょこちょこ(子どもと)遊んではいますけど、長い時間、なかなか遊べないんで」と話した。子どもたちには、めったに体験できない、貴重な経験となった。