沖縄音楽の祭典「琉球フェスティバル’０８」（以下、琉球フェス　主催・テレビ朝日）が９月２１日、東京・日比谷野外音楽堂で開催される。開場は１５時１５分、開演は１６時。「琉球フェス」「琉フェス」として沖縄音楽ファンに愛される毎年恒例のビッグイベントだ。昨年に続き出演する歌手・桑江知子さんに、その魅力を語ってもらった。（アサヒ・コム編集部）　「琉球フェスはゆるくてアットホームな雰囲気ですがとても盛り上がります。まるで町内会や親類内のイベントのようでありながら熱気に圧倒されるんです。出演後に会場に降りていくと、とたんに観客のみなさんから泡盛やゴーヤチャンプルーが回ってきます。今年はポケットにお返しも用意しなければと思っています。そう、三線（さんしん）と泡盛ってとても合うんですよ」と昨年を振り返る。　「東京のど真ん中で行われることがすごい。新宿駅周辺が沖縄一色に染まる『エイサー祭り』も年々盛り上がっていますが、日比谷野音での琉球フェスはステージと客席の境目がなく、みんなが一体にとなって楽しめるんです。私自身もとても楽しみにしています」と他のイベントとの違いも語ってくれた。　「沖縄を一言でいうと『ちむぐすい』ですね。『ちむ』は心で『ぐすい』が薬。普段の疲れやストレスも沖縄で命の洗濯をすることでゆっくり癒やされてがんばれる。沖縄の音楽、そして三線の音色もゆったりしたなかに哀愁を感じさせる独特の倍音をもっているんですよ。まだいらっしゃったことのない方も今年の琉球フェスに足を運んで、そんな沖縄の魅力を感じてほしいです」　　　　◇　出演は桑江さんのほか大工哲弘さん、パーシャクラブ、池田卓さんら計１０組。司会は沖縄出身の人気お笑い芸人ガレッジセールのふたり。　今年はサンゴ礁の危機を訴える音楽ネットワーク「ＳＡＶＥ　ＴＨＥ　ＣＯＲＡＬ　２００８」（協力・環境省、後援・沖縄県）の企画も加わり、会場内でサンゴに関する様々な展示も予定している。　　　　◇　琉球フェスの開催に先立ち、ＢＳ朝日とＣＳテレ朝チャンネルでは特別番組が放送される。昨年、琉球フェス本番の司会を務めたテレビ朝日アナウンサーの矢島悠子さんが出演アーティストを紹介、音楽をはじめとする沖縄文化の魅力を伝える。放送予定はＢＳ朝日が８月２３日（土）午後３時から。ＣＳテレ朝チャンネルでは８月１７日（日）午後３時３０分からと２３日（...