「婚活？　なんで活動しなきゃいけないの！」。２２日公開の映画「パーマネント野ばら」の、女性客のみの「ガールズトークイベント付き試写会」が１０日東京・汐留で開かれ、主演の菅野美穂さん（３２）と夏木マリさんが、ネットや会場から募った恋愛相談に答えた。　「パーマネント野ばら」は西原理恵子の漫画が原作。菅野さんと夏木さんは、それぞれ安野モヨコの漫画が原作のドラマ「働きマン」、映画「さくらん」に続き３度目の共演になるという。　映画は山と海に囲まれた田舎町を舞台に、身勝手な男たちに振り回されながらも懸命に生きる女性たちの恋愛や友情を描く。題名の「パーマネント野ばら」は、離婚して子連れで故郷に出戻りしたなおこ（菅野）を迎える母まさ子（夏木）が切り盛りする美容室の名前。町の女性たちが恋にまつわるおしゃべりなどをしては日々の憂いを晴らす憩いの場となっている。撮影を通じて意気投合した二人は、他の出演者を巻き込んで劇中の美容室さながらに、芸能界の裏話など「治外法権」（夏木さん）のトークを地元の料理店やメークルームなどで楽しんだという。　この日の目玉は、映画の公式ツイッターアカウント（　「女性が多い職場で結婚話が増殖中、婚活にいそしむ同僚を見て焦ってしまう自分。この流れに身を任せてしまうのもあり？」というツイッター経由の問いに、夏木さんが「あたしはなしだと思います。婚活という言葉が気に入らないね、だいたい」ときっぱり否定。「適齢期は人それぞれ。２年後に還暦のあたしも、人生折り返してずいぶんたったときにたまたまパートナーがいたんですよ」と語って場内を納得させた。３０カ国以上を旅した記録を昨年フォトエッセー集「カンタビ」にまとめた菅野さんも「旅行をお勧めします。ひとりの時間も楽しいので大事にして」と同意、夏木さんがさらに「焦るとブスになるんじゃない？　それでこの映画に出てくるような男に出会っちゃったら目も当てられない」とダメを押して笑いを誘った。　また「人が好きになれず恋ができない」という来場者の悩みに、菅野さんは原作者の西原さんの「恋は交通事故、はねられるものだ」という言葉を紹介。「そういう人に出会ったら好きになっちゃうから」と励ました。パチンコ好きのフリ...