2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会第2戦で、惜しくもオランダに敗れた日本代表は、20日、早速、次のデンマーク戦に向けて始動した。オランダ戦から一夜明けた日本代表は、キャンプ地、南アフリカ・ジョージで、控え選手を中心に地元クラブチームと練習試合を行った。日本代表は、グループステージ最終戦で、デンマークに引き分け以上なら決勝トーナメント進出が決まる。この日は、控え組が地元クラブチームと練習試合を行う一方、オランダ戦で先発した11人は、サブグラウンドで軽めの調整を行い、24日のデンマーク戦に向けてコンディションを整えた。MF・長谷部 誠選手(26)は「もちろん勝ちを狙いにいきますし。最初から引き分けは狙ってないです。チーム全員で戦って、決勝トーナメントに進みたいなと思っています」と話した。また、あとがないデンマーク代表も、キャンプ地のナイズナーで練習を実施、控え組を中心に、ミニゲームなどを行い、およそ1時間汗を流した。一方、前回大会の準優勝国・フランスがチーム崩壊の危機に陥っている。17日に行われたメキシコ戦で、フォワードのアネルカ選手が、監督を侮辱したとしてチームを追放されたことに選手らが抗議し、全員が練習をボイコットする事態になっている。フランスは現在、1分け1敗で、グループステージ突破が危ぶまれている。