大相撲・貴乃花親方が、スポーツの魅力を語るイベントに登場し、相撲の奥深さや食生活の秘密について語った。また、貴乃花親方は「しこ」を実演したり、ぶつかりげいこの決めごとなどについて語った。東京ビッグサイトで行われた「スポーツサイエンス・テクノロジー」の会場に、スーツ姿でさっそうと登場した貴乃花親方。スポーツの魅力を語るイベントで、相撲の奥深さ、そして親方自身のことを語った。現役時代に160kgあった体重も、今は90kg。その秘密について、貴乃花親方は「夜1食にして、午前中はウオーキングしたり、しこもそうですけど...。夕方、なるべく早めにご飯を食べ始める。(今でも1食ですか?)きょうも何も食べていないよ。別におなかすかない」と話した。さらにトークショーでは、相撲道、そして現代の子どもたちについても語った。貴乃花親方は「はだしで外を歩くということが、根本的になくなってきていると思うので、土をつかむというような、体力の強さも身につけてほしいなと」と話した。そして、相撲の基本である「しこ」を一般の人に伝授した。貴乃花親方は「姿勢を正して、胸を突き出すというような。そしてそのまま下に下げる。上げ下げを1分くらいかけるような気持ちでやると、本当に体幹が鍛えられる。上げた方の脚に頭をぶつける」と話した。また、「ぶつかりげいこ」についても語った。この激しいけいこには、ある決めごとがあるという。貴乃花親方は「心臓の反対側で(受けます)。くたくたになった最後に、力を出し切って終わると」と話した。そして、最後に相撲道の極意について「礼節かな。自分に対してできていないと、人にできないという部分で、自分を鍛え上げるというのが相撲道の極意じゃないかと思います」と話した。