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宮城・南三陸町でホタテの養殖を営む89歳の漁師が津波で流された漁船と奇跡の再会です。
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宮城・南三陸町でホタテの養殖を営む89歳の漁師が津波で流された漁船と奇跡の再会です。
がれきが残る被災地、宮城・南三陸町で立ち上がった89歳のベテラン漁師。津波で流された漁船との奇跡の再会が、復興を後押ししています。いまだ多くのがれきが残る宮城・南三陸町。ここで漁具を直す漁師たちに指示を出しているのは、89歳にして現役漁師の阿部松夫さん。64年前、ここ南三陸町で初めてホタテの養殖を始め、息子と孫の親子3代で漁師をしている。阿部さんは、ホタテの養殖を地域に広めることにも力を注ぎ、2011年も、南三陸では質、量ともにいいホタテが育っていたという。3月11日に南三陸町を襲った津波によって、出荷前のホタテおよそ30トンが被害を受け、養殖網や船すべてが一瞬で流された。津波の被害に遭った地元の漁師からは、「もう海には戻れない」といった声が聞かれたが、阿部さんは、「とにかく頑張ることだね。このくらいのことで負けてたまるかっていうような。復旧は、やる気になればなんでもできますから」と語った。「復旧はやる気」と言い切る阿部さんは、震災1カ月後に養殖網を拾い集め、手入れを始めた。すると、その熱意に駆られ、次々とボランティアが集まった。ボランティアは「おじいちゃんが、早く復活するっていうので。『一番におれはホタテやるんだ』って言ったので、それを見させてほしいです」と話した。それだけではなく、漁師仲間から、津波で流された阿部さんの船が、沖合で目撃されたとのニュースが飛び込んできた。阿部さんは「心配だね。うちの船はあそこにあるんだ。どんな状況になっているか、おれも乗って見に行こうと思って」と話した。長年、苦労をともにしてきた船「松弘丸」。養殖を再開しようにも、船がなければどうにもならない。船は無事なのか、阿部さんは不安を胸に、沖まで船を見に行った。港からおよそ1kmの海。およそ70日ぶりに阿部さんが目にしたのは、転覆した「松弘丸」の姿だった。しかし、阿部さんの顔には笑みがあった。阿部さんは「これであれば大丈夫だね。すぐ復旧できますよ。頑張ります」と話した。船は転覆しているものの、奇跡的に損傷が少なく、エンジンを直せば再び漁に出ることが可能だという。実は、転覆した船からいかりが海中に落ちたため、さらなる漂流や破損を防いだという。再び自分の船と対面した阿部さんは、「ああいう被害を被って、(船が)傷まないでいたということは、将来もこの調子で頑張ってくださいと、そういう気持ちでいっぱいです」と語った。
Video Length: 0
Date Found: June 08, 2011
Date Produced:
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