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福島第1原発事故　汚染水浄化システムの装置の一部で放射性物質除去効果が想定通り出ず 福島第1原発で本格稼働の再開が急がれている汚染水の浄化システムで、東京電力は、装置の一部で、放射性物質を取り除く効果が想定通り出ていないことを明らかにした。東京電力によると、高濃度の汚染水で通水試験を行ったところ、放射性セシウムを吸着する装置で、想定では放射性物質の濃度を1,000分の1下げるところを、100分の1から50分の1程度しか低減できなかった。東京電力は、原因を調べたうえで再び通水試験を行うとしているが、本格稼働のめどは立っていない。一方、東京電力は、汚染水の移送先である集中廃棄物処理施設の移送容量を、さらに1,500トン追加すると発表した。こうしたことで、汚染水が外部にあふれ出す可能性が出るまで、さらに5日程度、余裕を見込むことができるとしているが、予断を許さない状況が続いている、また東京電力は、福島第1原発の事故で避難生活を余儀なくされたことによる精神的苦痛の賠償額が、現時点で880億円になると発表した。 Channel: FNN News Category: Business Video Length: 0 Date Found: June 22, 2011 Date Produced: View Count: 0