プロ野球・北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手(22)が、チームの練習施設などを見学し、「早く1軍へ」とその思いを語った。華々しい入団発表から一夜明けても、「佑ちゃん」フィーバーは続いていた。雪が舞い、気温0度と凍える寒さの北海道・札幌。その寒さの中、多くのファンが斎藤投手を待った。斎藤投手の到着とともに雪も弱まり、温かい歓声が斎藤投手に降り注いだ。9日、入団会見を行い、10日に球団の合宿所や屋内練習場を訪れた斎藤投手の姿を、ファンは寒さに耐え、窓の外から見学した。北国に降り立ったヒーローへ注がれる期待は大きい。斎藤投手は「こんなに寒い中、並んで待ってくれていて、すごくありがたいと思います。来年、恩返ししたいと思います」と話した。ファンへの恩返し、それはピッチングで。自分が使用できる屋内練習場のマウンドを、確認するように踏みしめた斎藤投手。開幕1軍を勝ち取るための戦い、それがプロのスタートとなる。斎藤投手は「でもやっぱり不安の方が大きいです。まだプレーしているわけではないので。まだスタートラインに立っただけだと思っています。1軍に来ないと使えない設備なので、早く1軍に来たいという気持ちはあります」と話した。このあと東京に戻った斎藤投手、まずは2月のキャンプインへ備える。