第63回全日本バレーボール高等学校選手権大会が開幕しました。今回から開催時期が変わるなど、大会は大きくリニューアルされました。今回の春高バレーの優勝候補に挙げられている宮城県代表・古川学園。2人の選手に注目しました。2010年のクリスマス。雪が降りしきる中、宮城・大崎市の古川学園女子バレー部は、練習に励んでいた。夏のインターハイ、さらに秋の国体も制し、今大会も優勝候補筆頭に挙げられている。中でも注目を集めるのは、顔、髪形、さらには声までそっくりな双子の3年生、姉・大野果歩選手と妹・果奈選手。2人の武器は、身長180cmを超える高さ(果歩選手182cm、果奈選手181cm)。県予選でも息の合った2人のブロックがさく裂。さらに試合中のコミュニケーションもばっちりな様子。古川学園は、春高バレーで3年連続決勝戦へと駒を進めながら、東九州龍谷の前に涙をのんできた。1月2日、2人にとって、最後のリベンジの舞台・東京へ。果歩選手は「11年間やってきて、いろんな大会あったんですけど、2人で古川学園に来て、やっぱり次の試合で最後になるので、最後は優勝して終わりたい」と語った。果奈選手は「やってきたことを無駄にしないで、春高で今までやってきたことを、全部出し切れるように頑張っていきたい」と語った。