サッカーJ2・横浜FCの三浦知良選手(44)が、東日本大震災で被災した岩手県の中学生と交流イベントを行った。2日、復興支援活動として、岩手・大槌町の中学生32人を試合に招待した横浜FCの三浦選手。3日は交流イベントで、その子どもたちとともに汗を流した。「ボンジョルノ!」という三浦選手のイタリア語のあいさつに、どこか緊張気味の子どもたち。岩手・大槌町の中学生のサッカー部員は、横浜FCからプレゼントされたという真新しいユニホームを着て、青空のもと、選手たちと一緒にミニゲームなどを行った。ミニゲームでは、あこがれの三浦選手と一緒にプレーできるということで、目は輝いていたが、何か緊張の面持ちで、表情は硬いままだった。ミニゲームでは、華麗なドリブルで得点を決めるなど、楽しそうにプレーする三浦選手。その笑顔に、子どもたちの緊張も徐々にほぐれていった。最後は、選手たちとハイタッチ。グラウンドに、選手と子どもたちの明るい笑い声が響きわたった。三浦選手は、「まだ、(子どもたちは)避難所で生活しているということで。自分のできることをやっていきたいなと思いますし。時間があればね、また、いろんなところで触れ合っていきたいと思いますし。この横浜、東京からね、またメッセージを送っていきたいなと思います」、「(どうしてそんなに元気なんですか?)どうして元気? みんなの中の『カズ』っていうのがあると思うんでね。やっぱり、それに自分は少しでも応えたいし、近づいていきたいなというふうに思ってるんでね」と話した。2日夜の試合は負けてしまい、疲れはあるはずだが、そんな様子は一切見せず、インタビューにも丁寧に対応していた。