女子体操界のヒロイン・田中理恵選手(24)が、今週末のジャパンカップ、さらにはその先に待つ世界体操へと、「最高の笑顔で」挑む。29日、東京・世田谷区で日本代表の公開練習が行われた。2010年の世界体操でエレガンス賞を獲得し、一躍ヒロインとなった田中理恵選手。さらなる飛躍のシーズン、今週末のジャパンカップで世界と勝負する。田中選手は「1日1日の練習が一番大事なので、あまりミスが出ない練習をして、いい試合にもっていけるようにしたいです」と語った。体操界の顔となった田中選手は、和歌山県警では制服姿も披露するなど、これまでに、さまざまなイベントにも呼ばれ、大人気となっている。さらには大会のプロモーション用の撮影と、体操界のブームアップにも一役買った。この人気ぶりに、田中選手は「皆さん、『応援している』とか『頑張ってね』っていう、優しい言葉をかけてくれるので、わたしにとっては、とてもプラスになっています」と話した。6月で24歳、チーム最年長として若い選手を引っ張る立場となった田中選手。世界を相手に勝負の年となる今シーズン、ボードに書いた目標は「最高の笑顔で」だった。田中選手は「応援に来てくれる方々にいろんなパワーを与えられるよう、わたしたちも頑張りたいと思います」と話した。