アメリカ大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルスに移籍した松井秀喜選手(35)が、本拠地のスタジアムで入団会見を行った。真新しいユニホームに袖を通し、笑顔で意気込みを語った。松井選手の入団会見が行われる会場の中には、多くの記者が駆けつけ、20台ほどのカメラが列をつくって、会見が始まるのを待っていた。松井選手の入団発表に、日米あわせておよそ80人の報道陣が集まった。松井選手は新天地、エンゼルスの赤と白のユニホームを身にまとい、笑顔で会見に臨んだ。エンゼルスでも背番号は55番で、慣れ親しんだ番号とともに、松井選手にとって新たな野球人生が始まる。松井選手は「今現在の心境としましては、とにかく新しい自分自身の出発に、非常にエキサイティングしています。とにかく、自分自身が今まで養ってきたもの、身につけてきたものを来年(2010年)は、エンゼルスのワールドチャンピオンのために、全部出し切りたいというふうに思っています。少しでも多くプレーしたいということですね。そのために守備に戻りたい。そのチャンスを与えてくれたのが、一番大きかったと思います」と話した。移籍の決め手は、やはり守備の機会だった。ひざの状態は良くなっているとのことで、チームと相談し、キャンプで守備復帰を目指す。