東日本大震災の影響で、「動く家」と言っていいほどの機能を持っているキャンピングカーに注目が集まっています。東京ビッグサイトに一堂に会したキャンピングカーを取材しました。まるでホテルのような一室、実は、キャンピングカー。東日本大震災では、多くの人が避難所暮らしを強いられたことから、「東京キャンピングカーショー」で、避難所としてのキャンピングカーが見直されている。来場者は「自分自身がそうなったときも、もしかしたら、ちょっと便利な道具になるかもしれないっていうのは、ちょっとありました」と話した。キャンピングカーの購入者は「やっぱり、なんか起こったときにね、1つの家として使えるっていうところは、魅力的ですよね、やっぱり」と話した。太陽光パネルを屋根に載せたキャンピングカーにも注目が集まっている。屋根の上の太陽光パネルで、車内のテレビ、冷蔵庫、照明に必要な電力をすべて賄うことができるという。来場者は「安心な感じはします。なんにも電源がないとかっていうときに、助けになるんだと思うと、それはすごく頼りになる道具の1つだと思います」と話した。一方で、個性豊かなキャンピングカーも展示されている。見るからにビッグサイズの車、その値段はなんと1,420万円。高級感あふれる家具などで内装が施され、ベッドの大きさも、車の中とは思えないほどのサイズとなっていて、シャワーまでついている。また、小型でも広々使えるユニークなキャンピングカーもある。専用のハンドルをぐるぐると回すと、屋根の部分が上にせり上がり、三角形の屋根ができる。女性の力でも簡単に操作でき、屋根を完全に持ち上げるのに必要な時間は、わずか30秒。また、上方向だけでなく、横方向にもスペースを拡大することもできる。中の広さは、大人2人分ぐらい座れそうなスペースがあり、高さも、大人が悠々と立てるぐらいの広さがある。このイベントは、10日も引き続き開催される。